『オタク成金』(あかほりさとる、天野由貴共著・アフタヌーン新書)より。
(1986年、あかほりさとるさんが大学2年のとき、アニメの脚本家を目指して<アニメシナリオハウス>第二期生となったときのエピソード。「」内は、あかほりさとるさんの発言です)
【「俺の場合は師匠について。で、<アニメシナリオハウス>に自信満々で行ったらさ……見事に鼻、バシンバシン折られて。脚本の成績、なんと50人中、48番だったんだよ!ビックリするだろ?
俺ね、同期のヤツらがものすごくて。『仮面ライダー クウガ』とかの戦隊モノをやってる荒川稔久とか、『機動新世紀ガンダムX』全話の脚本を一人で書いた川崎ヒロユキとか、『幽☆遊☆白書』とかジャンプ系アニメの脚本をやってる隅沢克之とか。あいつら天才だからさ。やんなっちゃうよね。
ほんと、あいつらって脚本うまいんだよ。同じストーリーのものを書いても、うまいって思ってね。これは師匠のところで習ったんだけど、その人のセンスを見るときに、こういうテストをするの。
”I love you. を100個訳せ。”
実際に注目するのは1個目なんだけどね。これを荒川はだね……
”アンタなんか大嫌い”
って訳したんだよ! 勝てないだろ!?
ちなみに俺は”ヤラせろ”だったけどな! こういうセンスがあるかないかで、セリフってのはぜんぜん変わってくるから。だから当時から、絶対勝てねぇと。
その頃から俺は、自分は脚本業界で一番の才能を持っていないと思ってたから。
だから、勝負するならここじゃねぇなと。俺の場合は、見切ってるところがすごくあってね。こいつには勝てねぇとか、精一杯やっても自分はここまでとか。
昔、川崎が言ってたんだけど、みんなで飲んだときに、酔っ払ったあかほりが言ってたよと。”この業界じゃ天下は獲れん!”って」】
(1986年、あかほりさとるさんが大学2年のとき、アニメの脚本家を目指して<アニメシナリオハウス>第二期生となったときのエピソード。「」内は、あかほりさとるさんの発言です)
【「俺の場合は師匠について。で、<アニメシナリオハウス>に自信満々で行ったらさ……見事に鼻、バシンバシン折られて。脚本の成績、なんと50人中、48番だったんだよ!ビックリするだろ?
俺ね、同期のヤツらがものすごくて。『仮面ライダー クウガ』とかの戦隊モノをやってる荒川稔久とか、『機動新世紀ガンダムX』全話の脚本を一人で書いた川崎ヒロユキとか、『幽☆遊☆白書』とかジャンプ系アニメの脚本をやってる隅沢克之とか。あいつら天才だからさ。やんなっちゃうよね。
ほんと、あいつらって脚本うまいんだよ。同じストーリーのものを書いても、うまいって思ってね。これは師匠のところで習ったんだけど、その人のセンスを見るときに、こういうテストをするの。
”I love you. を100個訳せ。”
実際に注目するのは1個目なんだけどね。これを荒川はだね……
”アンタなんか大嫌い”
って訳したんだよ! 勝てないだろ!?
ちなみに俺は”ヤラせろ”だったけどな! こういうセンスがあるかないかで、セリフってのはぜんぜん変わってくるから。だから当時から、絶対勝てねぇと。
その頃から俺は、自分は脚本業界で一番の才能を持っていないと思ってたから。
だから、勝負するならここじゃねぇなと。俺の場合は、見切ってるところがすごくあってね。こいつには勝てねぇとか、精一杯やっても自分はここまでとか。
昔、川崎が言ってたんだけど、みんなで飲んだときに、酔っ払ったあかほりが言ってたよと。”この業界じゃ天下は獲れん!”って」】