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会話のなかにやたらに「お兄ちゃん」の登場頻度が高い。呼称もなんかおかしい。両親のことは「父」と「母」なのに、兄だけが「お兄ちゃん」である。ちっさい子がいっしょうけんめいなんかしゃべっていて、やたらに「お兄ちゃん」が登場する。しかし内容はといえば、たいていは兄のことを悪く言っている。

 俺のセンサーが動いた。センサーはどこにあるかというと、前立腺のあたりにある。幻想の妹を持つお兄ちゃんにはみんなこのセンサーある。そのセンサーが俺に以下のセリフを口走らせた。

「しかしお兄ちゃんと仲いいんだね」

 返ってきた反応がやばかった。Mさんは噛み付くように言った。

「まさかぁ! そんなことぜんっぜんないですよ! 気きかないし妹にやさしくないし、なんかだらしないし。このあいだも私が家に帰ったときにお兄ちゃん家にいなかったんですよ。なんか友だちとごはん食べに行ってたとか言って。ひどいと思いません?」

 センサーがじっとりと汗をかいた。

 やばい。本物だ。

 どんだけだ。

 しかし反応には困る。そうだねひどいねとも言いがたい。かといってお兄ちゃんにはお兄ちゃんの事情があるんだろうしとも言えない。窮した俺は話の方向を変えた。

「Mさんお兄ちゃんのいくつ上?」

「6歳ですよ」

「ほう……」

「6歳も上で、向こうは社会人なんだからもっとやさしくしてくれてもいいと思いません? このあいだも夜にカップ麺食べたくなったからお兄ちゃんに買ってきてって頼んだらいやだって言うんですよ?」

「そりゃめんどくさいんじゃない?」

「でも私が頼んでるのに」

 すんげえセリフだなそれ。

「で、結局どうなったの?」

「買ってきてくれました」

 頭かかえたくなった。これはひどい。いやだって言われただけでヘソ曲げる妹さんもたいがいだが、結局は買いに行くお兄ちゃんもどうなんだ。甘やかし放題である。

「カップ麺おいしかった?」

「お湯はお兄ちゃんが入れてくれました」

 おいこらお兄ちゃん!! そしてこの妹、話の軸がお兄ちゃんからまったくブレねえ。これはとんでもない物件が店のなかに潜んでいた……。

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7at1stroke:

味方識別・艦型識別


 海軍では敵味方を見分けるのに航空機は「味方識別」と云い、艦船の場合は「艦型識別」
と呼んでいました。そして、折りに触れこれらの識別訓練を行っていました。われわれが
飛行術練習生時代は、既にドーリットルの空襲を経験し、内地と言っても何時空襲を受け
るか分らない時代でした。中練時代には先ず座学で航空機の「味方識別」訓練から始まり
ました。次に、実用機(艦攻)教程では「味方識別」に加えて「艦型識別」の訓練も行わ
れました。

 実施部隊の九〇三空では、操縦員は主として「味方識別」の訓練で、偵察員は私の記憶
では「味方識別」と「艦型識別」の訓練を並行して実施していたと思います。

 一旦空中に上がれば視界は開けます。だから、いろいろな飛行機と遭遇します。しかし、
味方機でも自隊に装備する飛行機以外は、陸軍機を含めて現物を見る機会はそんなにあり
ません。だから次ぎのような絵図や公表されている写真などを使って教育を受けました。
当時海軍で訓練に使用していた資料を紹介します。